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本土ノコギリクワガタ飼育記

ノコギリクワガタ1匹蛹化不全

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3頭いたオスの前蛹は、1匹蛹化不全になってしまいました。原因はいくつか考えられます。


まず、冷却用の2Lペットボトルを、冷温庫の上部に金網を渡してそこに置き、冷温庫の蓋をくり抜くことで固定しているのですが、蓋を上げて作業をしている時に、ペットボトルが落下して当該個体のカップに直撃することが、不運なことに2度もあったことです。幸い、生体は無事だったのですが、蛹室は消し飛んでしまいました。1度目はマットに蛹室の代わりの穴を作りましたが、2度目は、あまり意味ないように思えて平たいマットの上に置いていました。この場合考えられるのは、蛹室がどうこう言うよりも、強振動が生体にストレスを与えてしまい、それが徐々に蛹化していく動きに何らかの影響を与えてしまった、というものです。

次に、この個体は4月末ごろの前蛹化で、何日かは特定することができないのですが、冷却したまま放っておいたというのもあります。前例ふたつの観察により、蛹化寸前とは、尻の水分がなくなってシワシワになった時がそのサインである、と知りました。ですが、この個体はなかなか尻がシワシワにならず、今日で前蛹化して1か月と10日?くらいになるのに、17~19℃で冷却したまま放っておいたため、蛹化する元気が出なかった、動きが鈍かったのではないか、と思われます。今朝気づいて頭が出かけたまま動かなくなっている生体を暖めたのですが、時すでに遅しでした。いちおう1日おきくらいに調べたのですが、その時は元気でした。逆に、そういう確認行為も、生体にストレスを与えたものと思われます。

しかし、温度の問題は怪しいと思います。というのも、同じ17~19℃で放っておいた♀2頭が、いつの間にか完品で蛹化していたからです。かなりでかい蛹で、40mmに届くかな、と期待されます。♀の前蛹はあと4匹おり、今回の失敗を踏まえて、現在は常温22~26℃に出してあります。蛹化したらまた冷温庫に戻す予定です。

最大の失敗は、生体に強振動などのストレスがかかりすぎたことだと思われます。

今回は、前蛹化してから何日で蛹化するのか、蛹化寸前とはどういう状態かを調べるために、前蛹末期に迷わず露天掘りにしましたが、本来露天掘りは、蛹化してからの方が、蛹化不全、羽化不全の危険が少ないです。

一連の蛹化経験で分かったことは、厳密に蛹化寸前を突き止めてそのタイミングで温度を上げるよりも、前蛹化1か月をめどに、高温管理にスイッチした方が安全性が高いだろうということです。最初に蛹化した個体は、蛹化前1週間で高温管理に移行しましたが、すこぶるスムーズに蛹化しました。2度目は蛹化前1日くらいで高温管理に移行し、にぶい上体膨張力で蛹化しました。今回の3つ目は蛹化タイミングを逃してしまい、高温にする前に力尽きてしまいました。

タイミングを逃したのは、いつまでも尻がシワシワにならないからで、その原因は、ペットボトルの落下などによる強振動のショックと関係あるのではないか、と思われます。この時すでに、体力が落ちていっていたのではないか、とも思われます。

遅生まれでまだ成長中の幼虫で、今回の1年1化のより大きそうな個体もいるらしいので、その辺は期待できます。
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